今年度は6月にWirelessJapan2021に出展。
自社単独での出展予定はそれのみでしたが、10月、11月にいろいろとお声がけをいただく形で結局秋に4つ出展しました。
そのなかでいろいろな気づきを得ました。
先に開催の3つは既にこのTechBLOGでレポートしていますのでご参照ください。
先週3日間、4つ目となる「産業交流展2021」@東京ビッグサイト南展示棟 に出展。
が、恐ろしいほど人が少ない!
前週の「ET & IoT 2021」も少なかったが、その比ではありません。
「閑古鳥が鳴く」とはまさにこのこと❗❗
10月に出展した『農業Week』の「スマート農業EXPO」や『Japan IT Week 秋』の「IoT&5Gソリューション展」は、大盛況。コロナ前以上に賑わっていたのに、展示会が違うとこんなにも違うものかと。
毎年出しているという出展者さんと話しをすると、例年はもっといるけど去年今年はヒドいそう。
他の展示会では人出が回復していることを考えると、コロナ禍からの人出の回復具合も展示会、というか、主催者や事務局の企画やプロモーションの差なのでしょうか。とにかくここまで違うのかと驚愕。
ちなみに主催者は…
10月の2つ「農業Week」「Japan IT Week 秋」はRX Japan(旧:リード エグジビション ジャパン)。
先週の「ET & IoT 2021」は一般社団法人 組込みシステム技術協会で、企画推進の事務局がナノオプトメディアに変わったばかり。
そして、この「産業交流展2021」は、産業交流展2021 実行委員会。
その「実行委員会」の構成は、東京都、東京商工会議所、 東京都商工会議所連合会、東京都商工会連合会、東京都中小企業団体中央会、(株) 東京ビッグサイト、(公財) 東京都中小企業振興公社、(地独) 東京都立産業技術研究センター。
うーむ…会社のオウンドメディアでどこまで言うか、という問題はありますが、こういうことはハッキリと言及しておこうと思います。
実行委員会を構成する行政やそれに連なる団体の「中小企業に場は提供した」という自己満足で終わってるのではないか、というのが参加しての率直な感想です。
とにかく集客のヒドさ、これではイベント自体全く意味がありません。
正直言えば、知名度がない会社なりにプライベートイベントをやったほうがまだマシです。
イベントに出展するのは、自社ではできない集客、その中での出会いに期待して出展するわけで、「イベントを開催する」意味を主催者が真剣に考えて「集客」に力を注いでくれない限り、もうこのイベントには出展しないでしょう。
オンラインも開催していますが、こっちはオンラインなんぞハナから期待していません。リアルでの集客こそ命です。
その点、10月の2つ。さすがリード(ついそう呼んでしまいますがRX Japan w)、というところですね。
(実際、「集客」という意味でもWeb上でガンガン広告に追っかけられますしねw)
そして、今までのこの秋3つの展示会はここでも来場者数を出していましたが…
この産業交流展、意味不明なのが『来場者数』を直ぐに公表しないこと。
事務局に問い合わせると、『来場者数は主催の意向により3月に公表される予定』とのこと…
ナンジャソリャ…(-_-)
リードや他社の多くの展示会は、開催翌月曜にはサクッと来場者数を公表しています。
来場者数なんて、その出展がどうであったかを判断する上での、いわば「基礎情報」。
もちろん主催者側もその数字を見ていろいろ考えて欲しいのですが、それが4ヶ月後にしか公開されない、という事実ひとつとってみても、やっぱり出展社のこと考えてないなぁ、と思う次第です。
まあ、そんなこんなで、この産業交流展に関しては来年は「無い」ですね。
今回は、福岡県のおかげで2小間での出展となり、Braveridge的には出展内容の「縛り」なく出展できるこの秋唯一の展示会だったため、フル仕様で気合いを入れて「Braveridgeの今」と「これから」を用意しました。
PILEzとBraveGATE、それらを使ったサービス群、そしてアクチューエータードライバーなど新しいモノも見せようと張り切って準備したのですが…思い切り空振り…
あまりの閑散ぶりにマーケの芥川くんがアプリチームに相談して、
冠水を検知 → 冠水監視システム → パトライトを動かす
といったデモを構成し、急遽メルマガ配信を行ったりもしました。
で、作戦変更。
人の来ないブースに、何人も立っていても仕方ないので、ブースにいる人員はシフトを敷いて、各々その空いた時間で他の展示会を見て回ることにしました。
同じ日程で、一駅離れた青海展示棟では、農業系や製造業・建設業、生産設備系・工場設備系のイベントがあっているし、西展示棟では、医療福祉・ヘルスケア系、ビルメンテ系のイベントがあっている。主催はいずれも日本能率協会。
これらを、参加メンバーそれぞれ空いた時間で見て回りました。
何らかの出会いがあれば最高ですが、刺激を得るだけでもよし、知見を広げるだけでもいい。
自分は、ウチが出展すべき展示会とは、という視点で見て回りました。
いろんな様子を窺い知ることができたし、産業交流展も含めて主催やその企画によってこんなにも展示会の雰囲気も違うのかとその振れ幅の大きさも改めて知ることができました。
また、出展しないまでも、普段からどんどんいろいろな展示会を見て回っておかんといかんな、とも再度認識。
せっかく福岡県もいろいろと取り組んでくれているので、ここは積極的にもっと上手く連携を取れるようにせんともったいないな、とも思っています。
有意義な展示会もそうでない展示会も経験して勉強させていただきましたw
この経験を踏まえ、来期の出展計画にとりかかります!