昨日に続きまして今日は、独自開発の水位センサーです。
こちらの方がより苦労しました。
IPx8なんか楽勝でクリアできる構造と、テスト結果を引っ提げて、県と共に実際の溜池で実証実験をするのですが、何故か防水が突破されるのです。
しかも全数では無いのです。
県内8箇所での実証実験で、1箇所だけ防水が突破されるみたいな感じです。
結局、機構担当者を機構課長K君に変えて、「IPx(N)相当とかでなく、絶対に水が入らない構造にして!」と依頼し、出来たのがこの最新のモノです。
ついでにセンシング精度も一気に上げました。
これに変えたら、ピタッと浸水が止まりました。
長い期間テストしてまして、先週の大雨でも無事乗り越えました。
今回は完璧な構造設計(浸水する経路の無い設計)にしましたので、絶対に入りません。まぁ当然といえば当然です。
円筒型の太く大きいのが、通信部です。
この中には、BLE-Longrangeが入ってます。
通信距離は見通しでは、最大1.1km(+8dBm時)です。
Bluetooth LEで、この通信距離を達成できるのは、弊社のRFエンジニアがアンテナの最適化設計(単なるアンテナ・マッチングではないです)を施しているからです。
海岸線で試験すると、3kmくらい飛びますw
この根拠というか理屈はまた、別の機会に。
この水位センサーは単独で、先端投げ込み、通信部は固定します。
何処でも水位センサーをおける構造です。
これで、電池寿命は2年になります。
もっと長くする事も可能です。
如何でしょうか?
現状は切削品ですが、金型を起こします。
一体何台売れるんでしょうか?w
年末迄には、全ての金型が揃い、リリースします。
先日の室外用自立型ルーターは、溜池監視以外にも使えますので、色々とアイデア頂ければと思います。
NEXT
水位センサーの変遷おすすめの記事
SNS SHARE