BraveridgeはIoT機器開発と製造に約12年以上の実績があります。
ここ数年で各種LPWA開発とノウハウも蓄積してきました。
更には、ネットワーク開発やアプリ開発も自社完結で行って居まして、全機能開発のエンジニアは半径10m以内に全員がいます。
この環境は世界的にもなかなか無いと思います。エンジニア全員が声をかければ皆に届く距離で、全ての設計を一社完結でしていますので、デバッグが早いんです。

《PILEzコンセプト》は、Braveridgeとしての受託設計の歴史の中で、同じ様な設計を毎回新規開発するのは全く合理的ではないと思っていたのが始まりでした。
これまでの受託設計や相談を振り返ると、皆が企画するIoT機器開発にはそれら『IoT仕様に最大公約数部分が有る』と気付いたんです。
つまり、共通部分があるのに毎回毎度、新規設計していたのです。開発費用もリソースも時間(期間)も勿体ない。。。というか非合理的ですね。

当然、受託設計として、「なんか顧客が違っても、毎回同じ設計してないか?非合理的だな~!」と思ってきました。

そこで、弊社の多数の受託設計のみならず、相談を受けただけの案件や、各種のIoT活用のサービス案を徹底的に分析した所、合理的なブロック単位で開発をすれば良いのでは?との結論に至りました。

そのブロック単位で開発しデバッグした単位を『ユニット』と呼びます。これが各種《PILEzユニット》になります。
そして、それら弊社で開発済み・デバッグ済みの《PILEzユニット》を、自由自在に積み重ね(PILE)可能なコンセプトにしています。

これが《PILEz》の名前の由来です。

しかし、各企業様の要望は我々の経験やノウハウを越える場合も、多々ある事は承知しています。

そこで、《PILEzセンサー部(ユニット)》の中身の基本設計の拡張性を最大限に想定し、自由にカスタマイズできる仕様にしています。
新規開発しなくて良い部品はそのままで、新規IoT機器に必要な新部品のみを開発すれば良いのです。
これを《PILEzカスタマイズ》と呼んでます。

2020年より各社活用して頂いてますが、概ね《PILEzカスタマイズ》には平均6ヶ月前後で現場レベルで実用可能な状態に仕上げられます。
これはPoCでは無く、実用化です。

このコンセプトの最大の目的は、
・新規IoT機器開発期間の大幅な短縮(セルラーIoTでは2~3年以上は掛かると言われてます。バグを無視・放置すれば早いですけどねw)
・新規IoT機器開発費用の大幅な低価格化(無線部の開発なんかPILEzを使えば、ネットワーク開発を含めても、ほぼゼロ日です)
・開発の長期化にともなう、企画のモチベーション低下に直面しなくてよい。(3年以上も掛かったら、流石に「止めようか!」ってなりますねw)
・新規IoT機器開発の『期間短縮化』『低開発コスト化』が出来れば、色んな他の新しい開発が沢山可能になる。(これが大事ですよね)
という所です。

この5年間だけでも、開発の長期化で断念されたIoTサービスや、多くの注目を集めたIoTサービスが突然いつの間にやら聞かなくなったというのは多々耳にします。調べても、全く情報が無いとか。。。生産もしてないのでは?とかw 笑っちゃダメですね。でも真面目な話です。

そう言うIoT業界の不幸を繰り返さない為に、私共が知恵を絞って絞り抜いて考え出したコンセプトこそが
《PILEzコンセプト》
なのです。

《PILEzカスタマイズ》の色んな事例をこれからUpして行きますので、楽しみにしていて下さい。

設計の中身もスケルトンで正直に公開していきますので、開発者にとってのヒントに成るところもあるかもしれません。

動画を観れば、成る程~!と思って頂けると思います。


 

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