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皆さんこんにちは、機構チームの山口です。
「機構チームの作ってみた」シリーズの第3回です。
前回、バイクゲームのアクセル・ブレーキ操作ができるコントローラーを3Dプリンターで作りましたが、
(その①:https://blog.braveridge.com/blog/archives/204)
(その②:https://blog.braveridge.com/blog/archives/212)
今回からハンドル操作ができるものを作ります。
前回とはコンセプトを変更して、PS4純正コントローラーの各ボタンをメカニカルにレバーやワイヤーを介して押す構造を考えました。
↓画像は試作品を設計するにあたり、操作感を確認するため作った1次試作品です。
ホームセンターのL字アングル売り場に通い詰めて、おおまかな完成品のイメージをもとに現物合わせで作ったのですがちゃんと機能します。
アクセルとブレーキは実車に近いフィーリングを再現するため、
ホームセンターで売っているバネの硬さとブレーキレバーを握った時の感触を比べながら何度もチューニングしました。
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難しかったのはハンドル操作で、実車の動きを再現しようと様々なトライを重ねましたが、
複雑な構造の割にはフィーリングはイマイチでした。
評価を重ねる(ゲームも上達した)うちに「実車の動き≠ゲームに適した動き」ということに気づき、
なるべくシンプルに操作できる構造が良さそうだとわかりました。
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ハンドルポジションが高すぎてはアメリカンなスタイルになってしましました。
これではMarc Marquezになれないので次回試作への課題ですね。
↓画像は1次試作品の評価をもとに設計した2次試作品です。
高価な金型無しで製作できるように、プレスブレーキと溶接で製作できるように工夫しました。
ハンドルやブレーキレバーは実際のバイク・自転車部品の流用なのでカッコよくなりそうです。
次回はこちらを紹介します。お楽しみに。
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