「ため池管理システム」で見る大雨の様子
全国的に大雨が続いています。皆様のお住まいの地域では被害はありませんでしょうか?
Braveridgeのある福岡市やその周辺地域では、今のところ大きな災害は出ていないようです。
今年の福岡は梅雨入りが早かったものの、例年ほどの大雨は無く梅雨が明けました。
ただ現在は梅雨末期のように、この10日ほど強い雨の日が続いています。
さて、北九州市小倉南区にある昭和池には、Braveridgeの「ため池管理システム」が設置されています。
昭和池は1944年に建築された総貯水量76万m3と北九州市最大、県内でもトップ5に入る大きな農業用ため池です。
春には池を取り囲むように咲き揃う約1200本のソメイヨシノが「昭和池の千本桜」として人気です。
先週、8月13日の午前中までは洪水吐からの水位は-283cm程度と低い位置にありましたが、その翌日14日の夕方には洪水吐をオーバーフローして+9cmを超えるほど水が貯まり、約1日で約300cm程度水位が急上昇しました。
8月14日の夕方に「ため池管理システム」のカメラにて撮影した画像です。
洪水吐から大量の水が溢れている状況がまさに見てとれます。
現在は貯まった水は放流して安定した水位となっています。
今回、現地の土地改良区の理事長に話を伺いました。
主に理事長・副理事長・水利委員の方々で「ため池管理システム」のWebアプリをご覧いただいているそうですが、豪雨の中でも現地に行くこともなくリアルタイムのため池の水位情報や画像をスマホで安全に確認することができたので、危険を避けることができ非常に助かりましたとの声をいただきました。
本システムはため池だけでなく、準用河川にも設置されています。
これから台風シーズンもやってきます。
このような豪雨による災害は今後も続くと予想されます。
Braveridgeのシステムが減災・防災に繋がればこんなに嬉しいことはありません。