《ため池管理システム》と《BraveGATE》
さて、先日発表した
 Braveridge Monitoring Service
 ため池管理システム
です。

実は、この「ため池管理システム」のプレスリリースでは、このシステムの大切なポイントにも関わらず、敢えて突っ込んで説明していなかった部分があります。

このシステムを知って欲しいのは、自治体でため池にたずさわる担当の方々。
ため池管理システムのメリットやできることを理解してほしかったので、理解の妨げにならないよう、そのうしろ側の仕組みについては敢えて細かく言及するのを避けました。
構成図には入っているんですけどねw

そう、「BraveGATE」です。

この「ため池管理システム」もBraveGATEをベースに構築されています。
というか、BraveridgeがBraveGATEを開発していなかったら、こんな短期間でこのシステムも完成しなかったでしょう。

いくら、BLEが低消費電力でも、定期的にカメラ画像を上げていれば、電力を消費します。カメラ画像なので「容量が大きい=通信時間がかかる」ので、ここが電池消費を抑える上では大きなポイントなのです。

BraveGATEを使うことで、DownLinkによるカメラ撮影ができる=必要なときにカメラ撮影ができる。

つまり、例えば、快晴が続いているときに定期的に画像をUPして無駄に電池を消耗せずに済むわけです。
その分、限りある電池の容量を有効に使えます。

台風が来るとされる前日までに、ため池管理システムのWebから水位を見て、洪水吐※にゴミが溜まっていないかカメラで撮影して、事前にしっかり確認しておくができます。

※水をオーバーフローさせる箇所、ここがゴミや葉っぱ、枝などで詰まるとオーバーフローできずにどんどん水位が上がってしまいます。

もし、放水しておく必要があれば、あるいは洪水吐にゴミが溜まっていれば、そのとき初めて現地に行けばいいのです。
確認だけなら現地に行く必要はありません。

添付の写真は、今回、台風が猛威を振るう最中に、実際にカメラを設置しているため池で撮影されたものです。
雨風強いなかで、現地を見回るのではなく、こうして遠隔操作で現地の洪水吐の様子を見ることができる。
ため池の管理者にとってはありがたいですよね。
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