《綺麗な寸法》《汚い寸法》
社長の小橋ですw
今日は少々、設計に関する愚痴を。
完全に!技術者向けの内容です。
技術屋さんの愚痴ですが、分かる方だけで良いですw
添付のモジュールの構造を見て下さい。
ピンの並びのピッチは概ね、
0.5mm
0.65mm
1.0mm
1.25mm
1.27mm ←インチピッチ
2.54mm ←インチピッチ
というのが標準です。
本日、ライブラリ化した某RFモジュール(ご指定のモノ)はなんと、
《1.016mmピッチ》
というワケの分からないピッチです。
オマケに、外形寸法が2で綺麗な寸法として割り切れないモノというのも納得行きません。
W:14.73mmを割ると、7.365mmです
L:21.72mmを割ると、10.86mmです。
これは本当に酷い❗
設計人生で初めてみました。
しかも寸法がその汚い寸法の外形端基準で、パッドが両サイド・上下からの端面基準寸法とは。。。
ほんっと酷いもんです。
設計者をコンコンと説教したい気分が満点です。
レイアウトを描く際のフットプリントを描画する際には、ONグリッドとか言いまして、グリッド基準で描くのですが。。。
こんな寸法のグリッドなんか作れません... orz
稀に、フリーグリッドはグリッド0.01mmや0.001mmとかで描いているレイアウト見ますが、そういうのもダメです。
【参考】通常使うPCBレイアウトのグリッドピッチは
・0.1mm
・0.05mm ↑通常はこれ以上です。
・0.025mm←これは相当小さいです。通常は使いません。弊社は0402を多様するので使います。
・0.0125mmピッチ←汚な目の寸法の部品の時に使います。弊社では基本NGです。超小型RFモジュール開発の時くらいしか使いません。
機構設計の世界には
《綺麗な寸法》《汚い寸法》
という言葉があります。設計は必ず❗❗《綺麗な寸法》でしなければならないのです。
つまり、キチンとグリッドに乗せて配線レイアウトすると言うことです。基本です。
このモジュールは、性能は出ていても、《汚い寸法》で設計されています。
こんなモジュールは使いたく無いもんです。。。
ほんとに困ったもんです。
バレない様にしてますが、バレますかね?
近く、メーカーが来ますので文句言っておきますwww
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