こんにちは、アプリケーションエンジニアの難波です。

Braveridgeでは2019年4月に糸島工場IoT推進委員会を立ち上げ、スマートファクトリー化を進めています。
第四弾として棚卸サポートシステムを構築しました。
※今回はIoTではなくITの話です

Braveridgeの糸島工場では、半期に一度のペースで倉庫内の部材の棚卸をしています。
(部材点数は約2000点!)

これまでの棚卸は次のように行なっていました。
1. パートさんが部材を数える
2. カーボンコピーの用紙に品目名と数を記入する
3. 一枚は部材が入った箱に添付し、もう一枚を社員に渡す
    ※箱に用紙を添付するのは棚卸済みのマーキングのため
4. 後日、社員が記入された用紙を見ながらデータ入力する

4のデータ入力が問題になっていて、社員総出で休日出勤してデータ入力していたようです。。。

そこで棚卸を効率化するために棚卸サポートシステムを構築しました。

このシステムの特徴は、棚卸の時に用紙の印刷とデータ入力を同時に行うことです。
既存の在庫管理システムとは、CSVファイルのインポート・エクスポートで連携します。

パートさんが棚卸をした時に、棚卸アプリ(iOS)で対象品目を検索して棚卸数を入力します。
完了ボタンを押すと、モバイルプリンタから品目名と数が印刷され、同時にサーバにデータ登録します。

モバイルプリンタはスター精密のSM-L200を使用しました。Bluetooth接続のプリンタを使用するのは初めてでしたが、StarPRNT SDKがとても使いやすくすぐに実装できました。
スター精密のプリンタ、オススメです。

始めは棚卸アプリの操作に戸惑っていましたが、すぐに慣れて問題なく操作できていました。

今回のシステム開発では、倉庫で数回、β版アプリを試してもらい、現場に意見を出してもらいながら改善しました。おかげで大きなトラブルもなく棚卸が完了できました。
やはり現場は大事です。

棚卸のIoT化といえばRFIDタグや重量センサーを用いたものがありますが、このような簡易的なサポートシステムでも棚卸コストを軽減することができます。

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