BraveGATEの革新性について、今日はシステム開発者視点でご紹介します。
添付の資料の通り、IoTシステムを構築する場合に必要な作業の差を記載しています。自社HPの絵から、内容を絞り込んでいます。
BraveGATEと皆さんのシステムとの接合部分《BraveGATE API》は、通常のサーバー等では《Interface》に相当します。
このBraveGATEのAPIはたった4種のHTTPコマンドを使いこなすだけで良いのです。
この4つのコマンドのみで、あらゆる事が可能になります。
Web開発者やApp開発者からも、分かりやすい!使いやすい!と評判です。
通常の《Interface》を自ら構築する場合は大変です。
LTEモジュールとのInterface設計
LTEモジュールの動かし方のSoftware設計
《Interface設計者》と《Hardware設計者》とで、デバッグが必要になりますね。
通信プロトコルもMQTT/HTTP/TCP/UDPと仕様に応じて適したプロトコルの選択とInterfaceへの組込み、LTEモジュールのUARTコマンドを使った作り込みが必須です。
参考ですが、BraveGATEを使ってないお客さまもおられます。こちらの場合はMQTTを使ってシステム構成をやられていますが、MQTT方式ではLTEモジュールの消費電流が減りません。ACアダプタ電源ならば問題ありませんが、電池動作では大問題になります。
では、《BraveGATE》はと言いますと、
LTEモジュールにNordicSemiconductor社の最新LTE-MモジュールのnRF9160を使っています。
これは、Nordic社のBLEチップのnRF5xシリーズと同様にSoC構成をしています。
これはどう言う事かというと、外付けマイコンが不要で、LTEモジュール自体にアプリケーションFirmwareを書き込める《世界初のLTE-Mモジュール》です。
このnRF9160でLTE通信の最適化、《Interface》との通信の最適化、総通信データ長の削減、低消費電力動作の工夫、などなどをBraveGate SDKにまとめています。
そして、《LTEデバイス》~《Interface》の通信デバッグを徹底的にやっています。
この通信デバッグの結果は現在の所
3ヶ月以上の安定通信
3ヶ月以上、モジュール再起動が未発生
3ヶ月以上、基地局とのセッションクリエイトERROR無し
3ヶ月以上、日本の各地域での不具合無し
という状態にまで仕上げています。
実は、ここに書いているテストが安定しないのです。この問題解決は超困難なレベルですが、弊社ではこの解決だけに1年半を掛けました。現在では完全に解決しています。
LTEのIoTシステムを構築するには、ここに書いているだけでも大変な不具合を克服しないといけない程大変な物になります。
このFirmware部で大変な部分は、《BraveGATE SDK》というライブラリに全て組み込まれています。
そして、《BraveGATE API》と《LTEモジュール》間の通信仕様確定とデバッグも全て組み込まれていますので、
「何もしなくて良い❗」
という事になります。
次回、詳細に書きますが、この《BraveGATE SDK》は開発者向けに公開します。
如何でしたでしょうか?
なぜ開発が早く終わるのか?
なぜ6ヶ月で量産化出来るのか?
その理由の一つは、システム構築という最も難しい部分、をLTE制御の難しさとともにパッケージとして解決してしまっているからなのです。
次回は、IoTデバイス開発視点での、革新性について書きたいと思います。
※BraveGATEはQuectel社製 BG96にも対応していますが、SDKは公開されません(公開については検討中)。
※BraveGATEはQuectel社製 EC21を使ったルーターに使われています。LTE(Cat1)ーBLEルーターのSDKは公開されません。
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