一応プロを自称する私ですが、プロとは、お仕事をしてお金を頂いている訳です。これは現実論。
そして、お金を頂いた対価として、それに恥じぬお仕事を残すのがプロとしての責任と思っています。これは仕事の哲学。
先般の私の長ったらしい書込に書いていました《消費電力論》について、言いたい放題書いてみたいと思います。
「AC給電なので、消費電力は気にしなくても良いんです」
技術者がそう言っている・技術者からそう言われた、とう話をよく耳にします。
私の場合も、顧客から「電源はACなので問題ありません」と言われる事はあります。
まぁ、確かにそう言う考え方もアリといえば、アリです。。。
しかし、設計しているプロとしてはこの考えは間違いだ!というのが私の考え。
「LED電球は消費電力が白熱灯よりも大幅に少ないので、付けっぱなしで良い」と言ってるようなものです。
でも、LED電球の中身は放熱版の凄いのが付いているわけです。
まぁ100w相当のLED電球で概ね15w前後だと思います。
W(ワット)ってどの位が「熱い!」って感じる発熱か?というのが余り知られていません。
抵抗で〇〇w発熱してみると、0.5wで1秒間触ってると熱い!と思うレベルです。
5v電源で1A流れると5w発熱です。
5v電源で0.1A(=100mA)流れると0.5wです。
LTE等ではピーク電流で5Vで2~3A流れます。
これが機器内で発熱されているわけですから、トンでも無いですよね。どれ程まで蓄熱していくのか。。。
「AC接続なので(=ACDC電源を使って居るので)、消費電流・消費電力を落とす設計は必要が無い」「低消費電力化の努力(や技術力)は必要ない」っては間違っていますよね。
プロとしては、どこまで消費電力を落とさないといけないのか!はとても重要なのです。
そして、昨今のICやモジュールでは、通信の仕方やその制御ソフトの仕上がり次第で消費電力が変わります。
つまり、ソフト屋さんが消費電力を左右しているんですよね。
消費電力は極限まで落とすので正解なのです。
他にも理由がありますが、又別の機会に。。。

SNS SHARE