前回はシステム開発者視点でのBraveGATEの特徴について、説明しました。
これまでの構成図では、LTEの端末が弊社の端末(ルーター等)になってました。
しかし、LTE端末自体を作りたいというご要望がメインだと思います。
その様な、LTEハードウェア端末を開発するエンジニア視点・企画立案者視点でのBraveGATEのメリットをまとめました。
BraveGATE03−1.jpg
まだ、未発表ですが、弊社から《新開発ボード》をリリースします。
そして、この《新開発ボード》の回路図をPDFファイルではなく、CADのプロジェクトファイル(生データ)で公開します。
この《新開発ボード》には
・USB Type-C/microUSBの両対応(USB通信込み)
・Li-Po充電回路
・DCDC回路
・LiPoバッテリ電圧モニター回路
・フルカラーLEDを2灯(I2C制御ICも内蔵)
・十字ボタンレイアウト+3つの追加ボタン内蔵
・ダイレクトリセットSW・長押しリセット回路内蔵
・etc etc
殆どの基本機能を実装しています。
そして、この回路図も当然公開です。
ハードウェア開発者は、弊社の評価ボードを購入していただいて、回路図プロジェクトをDownLoadして、基本回路は全て入っています。
追加したいセンサーがあれば、その回路を追加するだけです。
私もできるだけ、センサー回路図を追加で情報公開していきますので、それがピッタリであれば、それを《新評価ボード》へコピペして配線を接続するだけで良いのです。
また、この《新評価ボード》は抜き差し固定が可能なリード線も付いていますので、ハンダゴテも無くセンサー基板と繋げる事も可能です。
DigiKeyやMouserやChipOneや、秋月通商や、マルツetcで買ったセンサー評価ボードと繋ぐだけです。
これで直ぐにソフトウェア開発着手可能です。
この時、回路図も出来ていますね。
要らない、基本機能やSW等は回路図からDeleteすれば良いのです。
これで目の前で《新評価ボード》と《センサー評価ボード》を、抜き差し可能なリード線で繋いだままに、回路図をコピペして繋ぐだけです。
※又は、逆に回路図で繋いだとおりに、抜き差し可能なリード線を差し込むだけでもOKです。
BraveGATE03−2.jpg
要らない回路部分はDeleteでスッキリ・綺麗にしてしまえば、回路図完成です。
ここで、ソフトウェアエンジニア(Firmware開発者)は、直ぐに開発着手可能です。
更に、メインの各種機能を動かすソースコードは最初から公開します。
色んなセンサーの制御ソースコードも逐次公開して行きますw ※終わったら次から次に逐次公開です。
ハードウェアエンジニアは、この回路図を元に自分で基板をレイアウトするも良し!外注レイアウト屋さんに頼むも良し。しかし、試作が完成するまでの間は、ソフトウェアエンジニアは全く同じ回路図の《新評価ボード》で粛々と開発を並行して進めています。
試作が完成したら、《新評価ボード》と《試作基板》は回路図は全く同じなので、《試作基板》にソースを書き込むだけで完了となります。
更に言いますと、BraveGATEプラットフォームはLTE経由のD.F.U(Device Firmware Update)に対応しています。
遠隔地から基板のFirmwareをLTE経由でUpdate可能と言うことです。
この弊社の新方針によって、
・回路図開発の敷居が圧倒的に下がります。
・回路図開発の確実性の向上と、学習効果の向上が見込めます。
・ソフトウェア開発の着手が圧倒的に早くなります。
・全体の開発納期が短くなります。
・最新の回路図情報を入手できます。
・ソフトウェアアップデートがD.F.U.で公開されているので、量産後もLTE経由でのアップデートが可能です。
如何だったでしょうか?
ハードウェア技術も完全にどんどん公開します。
実はこれもBraveGATEのSDKで最も難解な部分をラッピングしているから可能なのです。
もし、LTE通信部の開発やクラウドの《インターフェース》も新規開発するとなると、もうこれは地獄の様な苦しみを味わう事に直面してしまいます。私達の様にwww
このラッピングをする事で、LTEデバイスの開発は一気に容易になります。
お楽しみに。。。
To be Continued...

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