今日、Braveridgeの新製品、SONY製GNSS受信LSI「CXD5605GF」を搭載したGNSSモジュール「BVMGPS5605S」と、同モジュールを搭載したBraveridgeの新開発ボード「SonicBoard」の第1弾「FBV-EVK-GPS5605S」を発表しました。
GPSの位置情報、今やIoTのなかでも非常に重要な情報になってきつつあります。センサー情報と位置情報をセットで送信する、といったケースも少なくないのですが、モビリティのためにバッテリー駆動が要求されるデバイスだと、実はGPS測位にかかる電力消費がバッテリー駆動時間にかなり効いてきます。
特に携帯性を重視してサイズを抑えると、その分バッテリー容量も小さくなりますから、ここはなかなか重要なポイントです。
このGNSSモジュール「BVMGPS5605S」は業界最小レベルの低消費電力。
実際にBraveridgeでも今まで使っていた他社製品と比べると、GPS/GNSS測位時消費電力は約半分!
そして、その低消費電力のGNSSモジュールを直ぐに動かせるのが、Braveridgeの新コンセプトの開発ボード「SonicBoard」シリーズの「FBV-EVK-GPS5605S」です。
アンテナ、電源回路、USBシリアル変換回路を積んでいるので、USBケーブルでPCと繋ぐだけで位置情報を取得できます。
このSonicBoardシリーズ、デバイスの開発期間を大幅に短縮、開発費の抑制ができる、画期的な新開発ボードです。
今後発売予定のLTE-MのSonicBoardや、BLEのSonicBoard、などと配線すれば、例えば「LTE-Mで動くBLEも内蔵したGPSトラッカー」が、SonicBoardの組み合わせでできてしまうので、試作基板を作る前から、ソフトウェアエンジニアがファームウェア設計できることになります。
実は社内では既にその状態で開発を行っています。
さらに、先にも発表したように、リファレンスとなる回路図を「編集可能な」状態で公開します。
SonicBoardで行った配線を回路図に反映させれば回路図ができてしまう。
早期にソフトウェア開発に着手できるだけでなく、回路基板の開発も効率的に行えます。
そして、リファレンスソースコードも順次公開予定!
このSonicBoard、近いうちに続々と発表していくのでご期待ください。

https://www.braveridge.com/news/archives/21

SNS SHARE