BraveGATE解説シリーズは、
(その1):全体像の簡単な解説
(その2):システム開発者視線でのBraveGATEのメリット
(その3):BraveGATEを使ってのLTE端末開発のメリット
(その4):BraveGATEを使っての、Bluetooth拡張のメリット
BraveGATEの説明やお問い合わせの回答をしていく上で、少々誤解されている部分があります。
良く有るのが、「折角、システム(サーバー)を構築したのに、BraveGATEを使うとやり直しですね。。。」という誤解です。
これは私の説明が悪いのもあるのですがw
誤解を産む可能性はあるとは、当初から思っていました。
IoT開発をされている皆さんは、良く知られた《プラットフォーム》を使われて、システム構築されていると思います。
そして、その精度を上げられているし、テストもデバッグも改良も相当やられていると思います。
結論から言いますと、それはそのままでOKなのです。
というか、そのままにしておいてください!
BraveGATEは《サーバーでは無い》のです。
※サーバーの定義も実際は範囲が様々のようで、プラットフォームというのも範囲が様々な様です。
ただし、明確なのは『BraveGATEはサーバーでは無い』という事実です。
データベースもありません。解析もしません。AIも有りません。というか出来ませんww
なので、皆さんの「システムサーバー」「アプリケーションサーバー」etc etcはそのままで良いのです。
皆さんの得意な部分や苦労された部分はそのままです。
BraveGATEはそれを前提に作られています。
すると、「じゃあ、一体何なんだ??」という方も居られると思います。
LPWA(LTE含む)を使ったIoTサービスの構築には、
①LPWA無線端末の開発が必要
②基地局はキャリアが管理。ここにキャリアのシステムがあります。
③Webサーバーとキャリアのシステムとを直接通信するとトンでも無く大変。Webサーバー開発者がやると地獄w
更に言うと、それはLPWA無線端末のFirmwareと通信している事になるから更に更に大変になる。「この不具合は誰のせい?」状態との戦いが続きますw
④だから、Webサーバーがアクセスしやすい、Interefaceが必要。
⑤これがあれば、アプリ開発は凄く楽。
⑥BraveGATEはこのInterfaceに相当します。
という流れを書くと、少し分かりやすく成ったかと思います。
実際の所ですが、
LPWA無線端末とInterface(BraveGATE CORE部)間の通信を、まるっと完成させて、どんな事をやろうと思っても大丈夫な様に仕上げています。
「低消費電力で、Applicationからダウンリンク命令をLPWA端末に送り届ける」
これが、BraveGATEの最大の特徴です。
これは、もの凄く大変なのです。
「ダウンリンクなんか不要!」って方も以下の内容を見て下さい。
・FirmwareのLPWA経由のUpdate
・LPWA端末の動作条件を変える(1時間に1回を10分に一回に変えたり。割り込んで命令を届けたり)
・LPWA端末の設定そのものを変えたり。
・LPWA端末からのポーリングでダウンリンクでは、レイテンシが大きくなりますよね。
などなど。。。
・ダウンリンクを重視すると、LPWAモジュールの消費電力は激増します。※送信よりも受信の方が電力食うんです。
・モジュールに内蔵されているMQTT/HTTP通信では消費電力は下がりませんよね。
などなど。。。。
これらを実現しています。
ハードウェア企業のBraveridgeが、死ぬ思いでクラウドを分析して分析して、無い知恵を絞ってw考え抜いた、『ハードウェア企業視点でのクラウドサービスの再定義』がBraveGATEなのです。
おそらく、既存のIoTシステムやプラットフォームでは全く想定されていない工夫を沢山入れています。
【では開発は?】
私も知らなかったのですが、
「アプリ開発者はアプリだけ作っている。Webサーバーやデーターベースはサーバー屋が作っている」
とばかり思っていました。
所が、優秀なアプリ開発者を雇って、BraveGATEの開発をやっていく中で、「妙な現象」に出会いました。
「アプリ開発者が、《Webサーバー》も《データベース》も作っている」んです。
え~~~~~~~~❗って成りました。
聞けば
「普通、アプリ開発者は《Webサーバー》も《データーベース》も自分が使いやすい様に作りますよ~!」と当然の様なかんじです。
しかも、Cloud Computingサービスを使ってるので、別に難しいもんでも無いです❗と。。
すると、添付の絵を見て下さい。
BraveGATE05−1.jpg
BraveGATEを使った開発では、
「アプリ開発者だけで、IoTのサービスが構築可能」
なのです。
弊社のアプリ開発者曰く、量産リリースレベルのアプリ開発は、BraveGATEを使えば、2~3ヶ月もあれば大丈夫なんだそうです。
事実、この開発者は入社1年ちょっとですが、BraveGATEが未完成の状態からでも、既に10以上のシステムを作り上げています。
IoTシステムを構築しようとされている、企画の方に是非知ってもらいたいと思います。
量産レベルのIoTサービスがなんと半年以内にできるのです。
こういう点を考えて、私の独断で「IoTシステムの再定義」な~んてカッチョイイ言葉を使わせて頂きましたw
実際の所、IoT開発を聡明期からやって来た私にとって、こんな画期的なモノに仕上がるとは思っていませんでした。
BraveGATEは、LPWAのシステム開発を圧倒的に期間短縮し、開発コストの激減を実現するプラットフォームなのです。
如何でしたでしょうか。
絵をじっくり見て下さい。
更に更に、続きます。。。
To be Continued.....

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