IoT開発のプラットフォーム

広報のスミイです。

今年発表したBraveGATEとSonicBoard。

BraveGATEは「LTE-BLE統合型のIoTプラットフォーム」であり、SonicBoardは「モジュールの開発ボード」です。

これをBraveridgeでは、いずれも『IoT開発をスピードアップするプラットフォーム』と位置づけています。

先ず、改めてかんたんにおさらいしておきましょう。
 

BraveGATE

BraveGATEは、IoTシステム開発で、アプリケーションサーバー以外、IoTサーバーと回線のInterfaceを含むネットワーク構築を不要にする、LTE-BLE統合型のIoTプラットフォーム。
開発とデバックにかかる期間を圧倒的に短縮、開発費を削減し、IoTサービスの開発とビジネス化を飛躍的に加速します。
 

SonicBoard

一方の、SonicBoardは「モジュールの開発ボード」ですが、基板を試作する前にソフトウェアの開発に着手できるよう工夫し、開発に必要となる周辺部品をほぼ実装した「コンプリート」開発ボード。

しかも、ボードを動作させるためのリファレンスソースコードを開示するため、ファームウェア開発自体も効率的です。
回路図も、電子CADソフトQuadceptで編集可能なプロジェクトファイル形式で公開するため、電気回路基板設計自体を簡単に、かつ効率化します。

これらによって、通信デバイスの開発期間をも大幅に短縮できる。
「開発ボード」をただハードとして提供するだけでなく、開発ボードを「使って」「開発する」その効率化まで考え作られた開発ボードがSonicBoardです。
 

これら2製品の開発思想には、大きな共通項があります。
 

ハードウェア開発目線

それは、『ハードウェア開発の目線からIoTのあり方を徹底的に追求』した製品であるということ。

Braveridgeは創業以来、ハードウェアを開発・製造してきた会社です。他社のモジュールを使って設計開発も行えば、システム会社と組んでIoTシステム上で動くIoTデバイスも作ってきています。

一般的に、IoTのシステムを作ろうとすると、アプリケーション、サーバ、回線ネットワーク、デバイス、それぞれの領域を専門とする複数の会社、いわば言語も文化もお作法も異なる開発者たちの寄り合い所帯で開発しなければなりません。が、言語も文化もお作法も、もっと言えば常識も異なるので、本当にいろんなことがあります。仕様を固めるタイミングも違えば、開発ペースも違います。最初からすんなりと総てが一気通貫に繋がることはないと言っても過言ではないw
そこでのいろいろな経験がこれらの製品の立脚点になっています。

シンプルに言うと、BraveGATEは、サーバー屋さんの発想ではなく、ハード屋の立場で『エンドデバイスをアプリケーションサーバーまで簡単に繋ぎ込む』、それを如何に実現するか、徹底的に考えて作られた仕組みです。

そして、SonicBoardは、モジュールを利用する立場でもあるBraveridgeが、モジュールメーカーとして気合を入れて『どれだけこれを使って早くデバイス開発ができるか』こだわり抜いた開発ボードと言えます。

既に発表前から社内では実際にSonicBoardを使って開発を行っていますし、様々なお客様の案件もBraveGATEベースで開発しています。
なんせ、開発にかかる期間が劇的に違いますからね。

今までなら、1年半、2年かかっていたようなシステムが、最短だと半年程度でできてしまう。
双方向通信もできて、かつ低消費電力で、セキュリティも堅固なIoTシステムが「短期間で」「ローコストで」「確実に」実現できる。

もはや社内でも手放せませんw

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