Facebookでは既にお知らせしましたが、先日、ELTRESのブログに小橋のインタビュー記事が掲載されています。

「ELTRESはこんなに電波が入るのかと衝撃を受けた」
Braveridge 小橋氏がELTRESを選んだ理由、1分間送信プランの可能性

ELTRESのブログでのインタビューなので、もちろんELTRESの話題ですが、そのなかで、Braveridgeのスタンスがよく現れている箇所があります。

ただ1つだけ強調しておきたいのは、ELTRESを含めLPWA規格の選定は(開発者にとって)競争し合うような関係ではなく“適材適所”の関係性だということです。最近は展示会のLPWAセミナーなどでもお話させていただく機会をいただき、そのたびにも申し上げるのですが、これからのLPWA規格の代表格はELTRES、sigfox、LTE-Mの3つだと個人的には考えています。僕自身もELTRESだけをひいきにしているのではなく、3つの規格の特性をつかみながら適材適所の開発を行っています。

一口に「LPWA」と括っても、それぞれの通信規格で、その特性や通信容量や通信費用の体系が異なっていますので、用途に応じて適材適所で使いましょう、というのが基本的なスタンスです。


本来、通信規格は「手段」、「目的」を実現するための「手段」のひとつ。
それぞれの通信規格で、データ容量も通信回数も費用体系も違います。
カバーエリアも違えば、ハンドオーバーやダウンリンク(下り通信)の対応にも差があります。

本来の目的は何か。
本当に知りたい、得たい情報は何か。
そのためにどのくらいの通信頻度が必要か、あるいは不要か。
サービスコストはどのくらいを目指すのか。

それらを総合的に勘案して、コアな要素を明確にする。

どれか一つの通信規格に固執するのではなく「目的」に応じて適した通信規格を選択する。プランを選択する。
そして、仕様を明確にする。

ここは、本当にIoTでは大切なところですね。


次回以降、通信規格を選ぶポイントについてもう少し話していきたいと思います。

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